【ホスト必見！】賃貸審査と信用情報をわかりやすく解説

これからホストクラブなどの夜の職業に就く予定だったりお店を変えたりする場合、職場に通いやすい賃貸アパートやマンションを借りることを検討するでしょう。
しかしここで気になることが、賃貸審査や信用情報についてです。

アパートやマンションを借りる際は、ほとんどの場合において賃貸審査が行われ、信用情報が閲覧されます。
賃貸審査で確認されることや、そもそも信用情報に傷が付いていたら審査に通らず借りられないのか？など疑問がたくさん出てくるでしょう。

そこで今回は、賃貸審査や信用情報とは何か、ブラックリストの存在に審査に通りやすくする方法までていねいに解説します。
ホストクラブや夜職に勤めている方は、ぜひ参考にしてください。

賃貸審査とは？

賃貸アパートやマンションを借りる際は、ほとんどの物件にて賃貸審査が行われます。
入居審査とも呼ばれますが、借り主が問題のある人物でないかどうか、財務事情はどのようになっているかなどについて審査されます。
賃貸審査について、具体的にどのような内容が審査されるのか？審査に通らない条件について解説します。

賃貸審査ではどのようなことが審査される？

賃貸審査が行われる場合、審査に通過した人のみがアパートやマンションを借りることができます。
そのため審査に通らなければ、借りられません。
まず、賃貸審査に必要な書類や持ち物は下記になります。

基本的にはあらかじめ不動産屋さんから入居申込書を受け取るため、必要事項を記載して、印鑑を押して提出します。
収入を証明する書類が非常に重要なのですが、できるだけ源泉徴収や給与明細が望ましいでしょう。
手元にない場合は職場に伝えて発行してもらう必要がありますが、どうしても用意出来なければ通帳など、現在の財務状況を表すものでもよいでしょう。

必要な物が提出できたら、賃貸審査が受けられます。
審査でチェックされる内容は、主に下記のとおりです。

◆家賃の支払い能力
毎月の家賃を支払うほどの能力があるかを確認します。定期的な収入があり、かつ余裕をもって家賃が支払えるほどの収入であれば、ほとんどの場合は問題なく入居できるでしょう。ただし収入が、不規則だったり毎月の家賃に見合わない金額だったりした場合は難しいと判断されることがあります。

◆支払い保証の有無
借り主が、何らかの事情により家賃が支払えなくなる可能性があります。しかしその場合は、連帯保証人かまたは賃貸契約のための保証会社が代わりに支払う義務を負います。つまり本人により家賃が支払われなくなっても、大家さん・管理会社には確実に家賃が入るのです。そのためほとんどの賃貸物件では、何らかの保証を付けることを求めており、付けていれば審査に通りやすくなるでしょう。

◆応対時の態度や性格
実は、不動産屋さんによっては相談時のお客さんの態度や性格などをチェックしており、賃貸審査時に大家さん・管理会社へ伝えていることがあります。なぜなら素行が悪かったり人として異常性や問題があったりする人は、入居後も近隣の住民とトラブルを起こす可能性が高いためです。また建物の設備や部屋を大切に扱わず、破損させてしまう可能性もあるでしょう。応対時にそれらの問題が危惧された場合、収入や金銭状況に問題がなかったとしてもお断りされる可能性があります。

審査に通らない条件とは？

賃貸アパートやマンションの大家さんや管理会社の人にとっては、できるだけきちんとした人に入居してほしいと思っています。
建物の設備やお部屋を大切に扱ってくれたり近隣の住民に迷惑をかけないよう配慮したりする人が野島氏意図されています。
そして何より、毎月の家賃を滞りなく支払ってくれることが最も重要です。
家賃収入は大家さん・管理会社の人にとって大切なものですから、踏み倒されたり支払われなかったりされると大変困るわけです。

それらを踏まえて、審査に通らない条件については下記のとおりです。

◆収入が不安定またはないため、家賃の支払い能力がないと判断された
◆過去にクレジットカードや公共料金の滞納、自己破産をしたことがある
◆連帯保証人がいない、保証会社を利用していない
◆連帯保証人の支払い能力が低い
◆メインの勤務時間が夜間または深夜のお仕事に就いている
◆借り主の素行や態度が悪い

また上記は特に多い事由であり、建物や大家さん・管理会社により判断基準が大きく異なる場合がございます。
特に夜がメインの職業に就いている場合、他の入居者とは生活時間や帰宅時間が異なるため、騒音などのトラブルを起こす可能性が高いとして、お断りされる場合があります。

もし審査に通らなかった場合、不動産屋さんによっては通らなかった理由を教えてくれますので、直したうえで改めて審査を受けると、通る場合もあります。

信用情報とは？

賃貸審査において信用情報が閲覧されるといわれますが、大家さんや管理会社には権限がないため閲覧することはできません。借り主が保証会社を利用した場合、正確には保証会社が、借り主の個人情報に加えて信用情報を閲覧します。
信用情報とは借り主のこれまでの収支や出費内容など、お金に関する情報のことです。
家賃をきちんと支払ってくれそうかどうかを判断するための材料なので、信用情報に傷が付いていたりあまり宜しくない内容だったりすると、保証会社の利用を断られる可能性があります。

信用情報に含まれる内容

信用情報とは、具体的には株式会社シー・アイ・シー（CIC）および株式会社 日本信用情報機構（JICC）が保有している個人のお金に関する情報で、主に下記のような内容があります。

◆CICに加盟するクレジット会社等から登録される情報
―　クレジットカードの申し込み情報や契約内容
―　クレジットローンを申し込んだときの情報や契約内容
―　クレジットカードの利用履歴

◆CICが独自に収集する情報
―　クレジットカードの紛失や盗難など、本人よりCICへ申告した内容

◆株式会社 日本信用情報機構に登録されている情報
―　債権や借金をしている本人の個人情報
―　債権やローンなどの借金をした場合の契約内容
―　返済状況
―　債権回収、破産申し立てなどの取引について

保証会社を利用する際、権限を持つ人が借り主の上記についての情報を閲覧し、財務状況や返済能力について確認します。
ちなみに本人以外で上記の情報を見る権限があるのは下記の人たちです。

・賃貸の保証会社
・クレジットカード会社
・銀行などの金融機関
・ローン会社

なぜ信用情報が重要なのか？

賃貸契約において信用情報が重要になってくるのは、保証会社を利用するときのみです。
保証会社が借り主の信用情報を閲覧する理由には下記があります。

・保証会社が家賃や違約金などの代金を立て替える必要性が発生するか見極めるため
・借主にどれくらいの信用情報があるのか確認するため

しかし保証会社によっては審査がゆるかったり信用情報に傷が付いていたりしても問題ないとする場合もあり、さらには信用情報を確認しない会社もあります。
とはいえ多くの場合、建物の大家さんや管理会社が特定の保証会社を指定していることがあり、指定以外の会社が利用できない場合もあるでしょう。

審査基準が未知のため、傷が付いているからと必ず落ちてしまうとは限りません。
まずは保証会社に申し込みをしてみましょう。

信用情報に傷があると賃貸物件は借りられない？

賃貸審査にて、大家さんや管理会社は権限がないため閲覧できません。
そのため保証会社を利用しないのであれば、信用情報に傷が付いていても賃貸が借りられます。
一方で連帯保証人が立てられない場合は、保証会社を利用する必要があります。
その際に信用情報に傷が付いていた場合は保証会社から利用を断られてしまうため、最終的には賃貸審査も通らず借りられなくなる可能性があります。

ただしクレジットカードに関する情報は、起こった日より5年以内に削除される仕組みになっています。
またカードの利用記録に関しては照会日より6ヶ月以内には削除されます。
永久に掲載されているわけではないため、月日が経てば再び保証会社に依頼し、審査に申し込むこともできるでしょう。

しかし不安な人は、一度自身の信用情報について確認してみるとよいでしょう。
実は信用情報は、本人ならば開示を請求することで閲覧が可能です。
インターネットからCICの公式サイトへアクセスし、ネット上で開示依頼が出せます。
信用情報に問題があった場合は、保証会社に対して当時の状況や傷が付いてしまった理由について、先回りして事情を説明することもできるでしょう。

信用情報に難ありの状態で賃貸物件を探すには？

信用情報が難ありの場合は、賃貸審査に通りにくくなるというよりも、家賃の保証会社が利用しにくくなるということです。
そのため連帯保証人も保証会社も利用できないといった場合は、賃貸審査に通りにくくなるでしょう。
そこで、信用情報が難ありでも賃貸物件を探すには、下記の方法がおすすめです。

◆保証人・保証会社が不要の物件を探す
賃貸物件のなかには、できるだけ早く入居者に来てもらいたいといった理由から、保証人・保証会社不要としている物件があります。駅から遠かったり築年数がある程度経過していたりなど、あまり良い条件がない可能性はありますが、特に気にならない場合はおすすめです。

◆夜職・水商売専門の不動産屋さんに相談する
不動産屋さんのなかには、夜職に勤めている人を対象としたお店・会社があります。通常の不動産屋さんとは異なり、保証人が不要、敷金／礼金がゼロにもかかわらず好条件の物件を多く取りそろえているなど、訳ありの人にとってはありがたい不動産屋さんです。実績が豊富かつ信頼できる不動産屋さんもあるため、探してみましょう。

◆親族に代理契約をしてもらう
自身ではなく親族に代理契約してもらうことで、保証人・保証会社無しでも審査に通過する場合があります。代理契約とはいえ家賃を支払う義務は本人または親族のどちらでもよいため、代理契約を依頼する際はよく話し合ったほうが良いでしょう。

◆家賃を前払いするなど交渉する
家賃を前払いすることで、代金を支払う能力が十分にあることをアピールできます。あらかじめ支払う期間が多ければ多いほど信用につながるため、あらかじめ多くの家賃を支払っておき、その間に職に就いたり資金を稼いだりといったこともできます。大家さんや管理会社によっては入居を認めてくれる場合があるため、交渉してみるとよいでしょう。

ブラックリストとは？

クレジットカードの料金を滞納したことから、よく「ブラックリストに載る」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
自身がブラックリストに掲載されてしまった場合、賃貸アパート・マンションは借りられないのでしょうか？

ブラックリストという名簿があるわけではない

実はブラックリストというリストは存在しません。
信用情報に、重要な情報や事故情報が掲載されている状態のことを「ブラックリストに載る」という言い方をします。
前述したCICや株式会社 日本信用情報機構が管理している信用情報に、料金の滞納や債権の回収、および自己破産などのネガティブな情報や事故情報が掲載されることがあります。

その場合、新しくクレジットカードを契約したりローンを組もうとしたりすると、権利のある人が信用情報を閲覧した際に、

「この人はお金に関して信用できない人なのではないか」
「お金を返してくれない可能性が高いのではないか」

と判断され、審査に落ちたり利用できなくなったりします。

ブラックリストに載ると賃貸が借りられない？

ブラックリストに載る、つまり信用情報に傷が付いた状態になります。
大家さんや管理会社の人などは、借り主の信用情報を閲覧する権限がないため、賃貸審査にはほとんど影響がありません。
信用情報に関係があるとすれば、家賃の保証会社です。

保証会社の人には閲覧権限があるため、借り主の信用情報を調べ、信用情報に傷が付いている、いわゆるブラックリストに載っている状態である場合は利用を断られることがあります。

すると借り主に連帯保証人がいない場合は家賃を保証する人または会社がないため、その流れで賃貸審査に落ち、お部屋が借りられなくなる状態になることがあります。
しかし、物件によっては必ずしも保証を必要としているとは限りません。

入居者に早く入ってほしいといった理由などから保証を不要としている物件もあるため、ブラックリストに載っているからといって必ずしも借りられないわけではありません。
あきらめずに不動産屋さんへ相談してみましょう。

ブラックリストとなってしまうネガティブな情報とは？

信用情報に傷が付いてブラックリストに掲載された状態になるときは、主に下記のような情報が付与されたときです。

・自己破産をした
・債務整理をした
・公共料金や商品、サービスの支払いを2ヶ月以上滞納した
・携帯料金を滞納した

上記のようなことがあった場合、信用情報には事実のみが掲載され、事実に至った経緯や理由については掲載されません。
そして自身の事故情報やネガティブな情報は、事実と異なっている場合を除いて削除してもらうことはできません。
まれに「ブラックリストに載った情報を削除します！」といった広告を見かけますが、そのような方法は存在しないため、詐欺である可能性が高いでしょう。

また本人であれば、自身の信用情報が確認できます。
不安に感じた場合は、信用情報を取り扱っている機関や企業に問い合わせて、提示してもらいましょう。

ブラックリストの掲載は期間がある

信用情報に事故情報が掲載されて傷が付いた状態は、永久ではありません。
内容によりそれぞれ期間が決まっており、期間が過ぎれば信用情報から消滅します。
たとえば主な事故情報と掲載期間は下記のとおりです。

・任意整理をした：5年
・自己破産をした：5～10年
・個人再生をした：5～10年

上記は、信用情報を取り扱っている機関や内容により期間が異なります。
自身の信用情報における事故情報が消滅しているかどうか、開示の申請をして確認しましょう。

開示請求して自身の情報を閲覧するには

自身の信用情報を閲覧するには、情報機関や信用情報を取り扱っている企業に対して開示申請を出すことで閲覧できます。
また閲覧ができるのは、権限を持つ一部の機関の人と本人のみであり、代理でほかの人に確認してもらうことはできません。
信用情報を取り扱っている機関や企業は下記の2社なので、公式サイトからアクセスして開示申請を出しましょう。

・株式会社シー・アイ・シー（CIC）
・株式会社 日本信用情報機構（JICC）

審査に通りやすい物件を探すには？

賃貸物件を借りるために、審査に通りやすくする方法について解説します。
連帯保証人が利用できない、などさまざまな状況が想定されますが、上から一つずつ検討または試すことをおすすめします。
できるだけこなす数が多ければ多いほど審査に通る可能性が上がるでしょう。

夜職専門の不動産屋さんに相談する

不動産屋さんのなかには、ホストクラブなど夜職に就く方を対象にお部屋を紹介してくれるお店や会社があります。
さらに信頼のできる不動産屋さんには下記のような特徴があります。

◆夜職の方に紹介した実績が豊富
ホストクラブやバーなど、夜職に就いている方へお部屋を紹介した実績が豊富なので、ノウハウやニーズを把握しています。

◆セキュリティがしっかり完備されたお部屋を紹介してくれる
怪しい物件や訳あり物件を紹介されるのではないかという心配は無用です。オートロックや防犯カメラ付きはもちろん、管理人が常時巡回しているなど、セキュリティ設備がしっかり完備された物件を紹介してくれます。

◆職場へのアクセスが良い物件を紹介してくれる
心斎橋や宗右衛門町など、職場へのアクセスに便利な物件を多数取りそろえています。

◆夜職に就く方の仕事や生活事情について理解している
深夜に出勤して早朝に帰宅する方など、通常の不動産屋さんではお断りされる場合でも、夜職の方専門の不動産屋さんならばライフスタイルを把握しているため、問題のない物件情報を多数取りそろえています。

◆早朝や夕方以降など、お仕事の合間に内見に来られるよう調整してくれる
夜職の方は、朝や昼間の時間帯に体を休めていただく必要があります。そのような状況を知っているからこそ、夕方以降など仕事の合間に内見ができるよう時間の調整が可能です。

◆保証人・保証会社不要の物件を多数紹介してくれる
訳ありの方でもお部屋が借りられるよう保証人・保証会社が不要の物件情報を多く取りそろえています。

連帯保証人をつける・保証会社を利用する

夜職専門の不動産屋さんが近くにない場合は、通常の不動産屋さんを利用することになります。
ただし保証人や保証会社が不要な物件は少ないため、やはり連帯保証人か保証会社の利用が必要になるでしょう。
連帯保証人になってくれそうな人に依頼をします。

連帯保証人は親族でなくとも問題はなく、ある程度の収入があり家賃の支払い能力があると判断された方のみなることができます。
親族以外の友人や知人に連帯保証人を依頼するときは、家賃の支払いを約束したうえで、事情を説明してわかってもらったうえで引き受けてもらいましょう。

家賃の保証会社も、昨今では必須とする物件が増えてきました。
また連帯保証人よりも、家賃の保証会社を利用する人が急速に増えています。
保証会社を利用する際は、不安な場合はあらかじめ自身の信用情報を確認しておき、問題がありそうな場合は、事情について説明できるようにしておくと安心です。

親族に依頼して代理契約をしてもらう

賃貸物件は、親族に代理契約してもらうことでも借りられ、基本的には下記の人が利用することが多いです。

・未成年または学生
・フリーター
・収入が不安定
・無職
・信用情報に不安がある
・難聴または目の見えない方など心身に障害がある

ただし代理契約をお願いする場合、親族が下記の条件に当てはまっている必要があります。

・本人にとって3親等まで
・家賃と比較して十分に余裕のある年収がある
・収入が安定している
・勤続年数が長い
・あまり高齢でない
・信用情報に傷がない

親族がとっくに仕事を引退したり定年退職したりしている場合は、十分な貯金がないと厳しい可能性が高いでしょう。
また代理契約者は、賃貸契約をする際に説明を受けたり必要書類を提出したり、手間がかかることを伝えたうえで依頼します。
そして本人が家賃を滞納した場合は、代理人が代わりに支払う義務を負うため、迷惑をかけないよう注意が必要です。

まとめ

賃貸審査は、ほとんどの賃貸物件で行われます。 また信用情報は、あくまで家賃の保証会社を利用する際に閲覧されるものであり、大家さんや管理会社は閲覧できません。 もし保証会社を利用する際に不安に感じたら、開示請求をして確認しましょう。 「NICE ROOM」大阪心斎橋店は、ホストクラブなど夜職に携わる方へ、希望やご予算に合わせた物件を多数ご提案いたします。 審査に通りやすくする方法や、そもそも審査不要の物件なども多数取りそろえておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。